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| 安全かつ快適な薪ストーブライフは正しい煙道工事から |
薪ストーブの工事で一番重要なものは、煙道工事です。建築基準法及び消防条例に適合し、かつ建築物の経年低温炭化による火災・タール蓄積の煙道火災を防止できる工事を行わなければいけません。にもかかわらず、前者の法例(建築基準法及び消防条例)にさえも、適合しない煙道工事が最近発生しています。また、法例(建築基準法及び消防条例)に適合していれば、火災を防止できると安易に極論付ける言動に驚かされることもあります。
薪ストーブは大事に扱えば、生涯使用可能です。10年、20年先を考えた煙道工事が必要なのです。
電化製品の場合、動かなくなった、故障した、その最終対応として「新品交換致します」「返金致します」で一件落着も考えられます。しかしながら、薪ストーブの場合、誤った煙道工事は建物の火災につながります。安全な薪ストーブライフは正しい煙道工事から始まります。
正しい煙道工事の上記(火災防止)以外の目的の一つは、煙突のドラフト効果を高める事です。
煙突のドラフトとは、薪の燃焼ガス(排煙)を真下から真上へ引き上げる力の事です。煙突のドラフトが高い煙道の場合、薪ストーブ本体の燃焼室への空気の引きが良くなる為、最初の薪への着火が早く、薪の燃焼が安定しています。ゆえに、薪ストーブ本体付属のエアコントロール(給気口の開閉)の操作のみで温度調整が可能になります。深夜から夜明けまでの一夜焚きが出来、真冬の寒い朝を暖かく迎えることが出来ます。
正しい煙道工事の三つ目の目的は、薪の燃焼ガス(排煙)を速やかに屋外へ排出させる事です。
薪の燃焼ガス(排煙)は、150℃以下に冷却されるとタールと言う液状になり、煙突内部壁に付着します。更に冷却が進むと固体化し、これが煙突のススと呼ばれるものです。
煙突にタール・ススが付着すると、煙突のドラフトが悪くなり、かつ薪ストーブ本体の燃焼室への空気の引きが悪くなる為、薪の燃焼効率が低くなり不完全燃焼を引き起こします。
不完全燃焼はタール・ススの付着・蓄積を更に進行させ、薪への着火が悪くなり、室内へ不完全燃焼ガスが逆流したり、薪の燃焼が不安定になります。その状態を長期間継続すると、煙道火災へ。ゆえに、薪の燃焼ガス(排煙)の冷却を極力進行させず、かつ薪の燃焼ガス(排煙)を速やかに屋外へ排出させる事が定義付けられた基本です。快適な薪ストーブライフは正しい煙道工事から始まります。
薪の燃焼ガス(排煙)の冷却防止策として、内気と外気が高性能断熱材で遮断された断熱二重管を使用し、薪の燃焼ガス(排煙)を速やかに屋外へ排出させるため、(1.鉛直立ち上げが基本。2.芯ずれがある場合、最短のエルボー管で対応。3.横引きは極力避けるべきであるが、点検口付の1m以内。)左記1~3を基本定義とし、煙道を設計します。
煙道設計の際、建物の屋根の形状・屋根の方位・薪ストーブ本体設置室の構造(壁、天井)及び床耐荷重・煙道に隣接する部分の構造・薪ストーブ本体及び煙道と構築物との隔離距離などのデータを要しますので、建築物の設計図書及び現地調査が必要となります。
全く同じ建物で、同じ薪ストーブ本体をご選択の場合でも、設置場所が違い煙道工事が異なりますと、施工費・煙道部材費の価格が変わり、御見積金額にも違いが出てきます。
薪ストーブの工事で一番重要なものは、煙道工事である事を、ご理解願います。
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